フェンダー

なぜリアピックアップにはトーンが効かないのか。ストラトキャスターの不思議

728x90-min

アメリカのFender(フェンダー)社が1954年に開発・発売したStratocaster(ストラトキャスター)は約60年たった今も基本スペックは変わることなく製造されているギターです。Gibson(ギブソン)のLes Paul(レスポール)と並び現在まで定番の2大巨頭です。そんなStratocaster(ストラトキャスター)ですがピクアップは3つでコントロールも1ヴォリューム、2トーンの3ノブコントロール仕様。ピックアップは3つあるのにトーンは2つしかありません。しかも効くのはフロントとセンターのみ。なぜその様な仕様になったのでしょうか。その不思議と現在までの進化をご紹介しようと思います。

 

 

1950年代、Stratocaster(ストラトキャスター)を開発したレオ・フェンダーやフレディ・タバレスはカントリーミュージックシーンをターゲットにしていました。そのためフロントとセンターにはトーンを配置しリアはキンキンのサウンドを得る目的があったと思われます。また、今では当たり前になった5wayスイッチを使ったハーフトーンですが初期のStratocaster(ストラトキャスター)は3wayスイッチだった為、ハーフトーンサウンドは出すことができませんでした。そのサウンドのよさにたまたま気づいた一部のプレイヤーがテープなどでスイッチを固定し使用していたのが徐々に広まっていき正式に5wayのスイッチが採用されることになりました。スイッチにしろトーンに先に発売されていたTelecaster(テレキャスター)の流れを組んでいたと思われます。

 

 

アンプで歪ませることが当たり前になり、リアにトーンが効くように改造するプレイヤーも増えてきましたが、筆者が個人的に一番魅力を感じ自身のストラトにリアトーンの改造を施すきっかけを作ったギタリストがエリックジョンソンです。正にこの映像を見た瞬間に綺麗なクリーントーンとクリーミーなリードトーンにやられてしまいました。

 

 

時代の流れとともに大音量かと歪み量が求められそれに伴いStratocaster(ストラトキャスター)にも様々な改造がされるようになりました。シングルコイルはハムバッカーよりノイズが出やすいためその対策でレースセンサーピックアップが取り付けられたり、シングルサイズのハムバッカーの登場、位相を変えて独特のサウンドを得るフェイズアウト、0フレットなどなど。

 

 

筆者個人のStratocaster(ストラトキャスター)はマスターヴォリューム、フロント+センター共通トーン、リアトーンの改造になっており、リアトーンノブはプッシュプルタイプに改装、つまりセレクターがどの位置にあってもフロントがONになるようになっています。その為フロント+リハのハーフトーンで擬似Telecaster(テレキャスター)サウンド。さらには3つすべてのピックアップを鳴らすこともできます。

 

FENDER (フェンダー) / PM-2 DELUXE PARLOR (PM-2 デラックス・パーラー)

728x90-min

ボディ:ソリッド・シトカ・スプルース (トップ)、ソリッド・イースト・インディアン・ローズウッド (サイド&バック)
ネック:マホガニー
指板:エボニー
フレット数:19フレット
スケール:628mm
ピックアップ:フェンダー / フィッシュマン PM システム
コントロール:ボリューム、ベース、トレブル、チューナー&フェイズ
ブリッジ:エボニー・ウィズ・コンペンセイテッド・ボーン・サドル
ペグ:ニッケル
付属品:ハードケース
カラー:ナチュラル、ビンテージ・サンバースト

 

古くからアコースティック・ギターも手がけてきた FENDER (フェンダー) だが、デザインを一新したパラマウント・シリーズはこれまでとは一味違う魅力を持ったエレアコだ。シトカ・スプルースのトップ、インディアン・ローズウッドのサイド&バックはいずれも単板を使用。FENDER (フェンダー) PM-2 DELUXE PARLOR (PM-2 デラックス・パーラー) は12フレット・ジョイントのパーラー・サイズで、女性にも抱えやすいコンパクトな作りだが24.75インチのスケールを持ち、弾き心地の物足りなさは全くない。ナット幅は少し広めの 44.5mm に設定されているが、それほど太いネックという印象は受けず押弦もスムーズに行える。フィンガー・ピッキングはもちろん、どんなプレイでも快適に出来るだろう。ボディの小ささもあって生音のパワー感は幾分控えめではあるが、搭載されている FENDER (フェンダー) と FISHMAN (フィッシュマン) が共同開発したピックアップ・システムがかなり優秀。ピエゾ・ピックアップにありがちなエレアコ臭さはほとんど感じられず、ハイもローも伸びやか。極めて自然なアコースティック・ギターそのものの出力音が得られる。

 

美品!1974年製ビンテージ・ベース【FENDER 1974年製 PRECISION BASS】

728x90-min

原(クロサワ楽器店販売員):ご紹介しますのが 1974年製 Fender (フェンダー)プレシジョン・ベースです。先ほどご紹介した1966年製は60年代を代表するようなディテールでしたが、こちらのモデルは70年代を代表するようなディテールを持ったモデルの1つです。ボディ材がアルダー、指板がメイプル、グリップのロー・ポジションをちょっと握って頂ければ分かるのですが、先ほどの66年製より細身ですよね。この年代はいわゆる B ネックと言われるスタイルになっています。交換パーツ等もほとんど見受けられずオリジナルに近い状態を保っています。あと、こちらはカスタム・カラーです。定番のカラーはサンバーストなのですがこちらはブラック・カラーとなっています。あと非常に状態が綺麗という事も特筆すべき点ですね。

 

 

 

高橋(トミヨシミュージックスクール講師):凄いこれも綺麗ですね。普通かなり塗装剥がれたりしますもんね。

 

 

 

そうですよね。凄く保存状態が良いです。クロサワ楽器では現在70年代のベースがいくつかあるのですが、本機の特徴としては特に締まったローだったりメイプル指板特有のハイのヌケ方を持ち合わせているところです。サウンドが薄くならず太い中音域を持ち合わせている点が魅力を感じる個体ですね。

 

 

 

じゃあ弾いてみましょうか。

 

 

 

やっぱり凄くロックですよね。先ほどの66年製のベースと比べると低音のタイトさ、サウンドのヌケ方、スラップ時に1弦をプルした時の反応の早さなどが感じられると思います。プレイヤーや演奏スタイルの好みによりますがかなりキャラクターが立っていると思います。元気な個体なのでガンガン使って頂けると思います。

 

 

 

本当にロックン・ロールとかブルース・ロックとかをやる時は凄く合うベースなんじゃないかなって思います。