高橋望

美品!1974年製ビンテージ・ベース【FENDER 1974年製 PRECISION BASS】

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原(クロサワ楽器店販売員):ご紹介しますのが 1974年製 Fender (フェンダー)プレシジョン・ベースです。先ほどご紹介した1966年製は60年代を代表するようなディテールでしたが、こちらのモデルは70年代を代表するようなディテールを持ったモデルの1つです。ボディ材がアルダー、指板がメイプル、グリップのロー・ポジションをちょっと握って頂ければ分かるのですが、先ほどの66年製より細身ですよね。この年代はいわゆる B ネックと言われるスタイルになっています。交換パーツ等もほとんど見受けられずオリジナルに近い状態を保っています。あと、こちらはカスタム・カラーです。定番のカラーはサンバーストなのですがこちらはブラック・カラーとなっています。あと非常に状態が綺麗という事も特筆すべき点ですね。

 

 

 

高橋(トミヨシミュージックスクール講師):凄いこれも綺麗ですね。普通かなり塗装剥がれたりしますもんね。

 

 

 

そうですよね。凄く保存状態が良いです。クロサワ楽器では現在70年代のベースがいくつかあるのですが、本機の特徴としては特に締まったローだったりメイプル指板特有のハイのヌケ方を持ち合わせているところです。サウンドが薄くならず太い中音域を持ち合わせている点が魅力を感じる個体ですね。

 

 

 

じゃあ弾いてみましょうか。

 

 

 

やっぱり凄くロックですよね。先ほどの66年製のベースと比べると低音のタイトさ、サウンドのヌケ方、スラップ時に1弦をプルした時の反応の早さなどが感じられると思います。プレイヤーや演奏スタイルの好みによりますがかなりキャラクターが立っていると思います。元気な個体なのでガンガン使って頂けると思います。

 

 

 

本当にロックン・ロールとかブルース・ロックとかをやる時は凄く合うベースなんじゃないかなって思います。

 

 

 

ユーカリが使われたベースを弾いてみた【ZON SONUS CUSTOM 5】

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原(クロサワ楽器店販売員):ご紹介しますのが ZON (ゾン)の SONUS CUSTOM 5 (ソナス・カスタム5)というモデルです。先ほど LEGACY ELITE Ⅴ という機種をご紹介しましたけど、こちらの SONUS CUSTOM 5 (ソナス・カスタム5)の特徴は、やや小振りのボディ・スタイルになっているというところと、ボルトオン・ネックになっているというところです。ボディ材はアッシュ、トップ材はユーカリ・バールというユーカリの木の幹の部分の材が使用されています。

 

 

 

高橋(トミヨシミュージックスクール講師):ユーカリといえば、コアラしか思いつかないですけど…。

 

 

 

そうです。そのユーカリです。コントロールがマスター・ボリューム、ピックアップ・バランサー、ベース、ミドル、トレブルとなっています。構造からも伺えるのですが ZON の中ではフェンダー・ライクな要素を狙ったスタイルのモデルです。 LEGACY ELITE Ⅴ と二分して人気のあるモデルですね。

 

 

 

じゃあ、ちょっと弾いてみます。

 

 

 

さっきの LEGACY ELITE Ⅴ のフル・レンジでディープでリッチなサウンドと比較して頂くと、良い意味でサスティーンが出過ぎず、立ち上がりだったり音ヌケだったりが馴染みやすいというか。普段ジャズ・ベースを使っている方だったりすると結構入りやすいモデルなのかなと思いますね。どうですか?弾いてみた感じは。

 

 

 

かなり柔らかい音色だなって感じました。女性的と言いますか。ハイとかも耳が痛くならない。

 

 

 

そこも SONUS CUSTOM 5 の良いところで。好みの範疇ではあるんですけど、凄くアンサンブル向きな楽器に仕上がっているのかなって個人的には思います。

 

 

 

そうですね。EQ は多分 LEGACY ELITE Ⅴ と一緒のものを使っているんだと思いますが、いじってみて色々なジャンルに対応出来るのかなって。それこそジャズ・ベースに近い方向に向かっているベースだなって感じました。

 

 

 

やっぱりバランス感だったりとか。LEGACY ELITE Ⅴ でも感じて頂けたと思うんですけど全体のレンジ感とか、まとまりが凄く良いですよね。そこも ZON ならではの魅力だと思います。

 

 

 

どの弦を弾いても気を遣わなくて良いベースですね。

 

 

 

そうですね。現場で使う楽器として卓越した部分があると思います。

 

 

 

高級感のある女性なベースという印象で、かなり魅力的でした。

 

 

 

カーボン・ネックのベースを試奏!【ZON LEGACY ELITE Ⅴ】

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原(クロサワ楽器店販売員):こちら ZON (ゾン)のフラッグシップ・モデル LEGACY ELITE Ⅴ (レガシー・エリート・ファイブ)、5弦のモデルのベースです。今回 ZON を弾かれるのは初めてという事で。

 

 

 

高橋(トミヨシミュージックスクール講師):初めてです。凄い楽しみです。

 

 

 

ZON のベースの特徴となっているのが、コンポジットと言われる、別名でカーボン・グラファイトと呼ばれる樹脂を使ったネックおよび指板材です。性質上名前の呼び方は違ってくるんですけど、他のメーカーでしたらスタインバーガーとかモジュラスなどもカーボン・グラファイトのネックを使っていますね。ZON のベースのボディはエキゾチック・ウッドと呼ばれる希少な材が使われています。この LEGACY ELITE Ⅴ にはオリーブ・ウッドという材が使われています。非常に硬質な素材で木目も存在感がありますね。LEGACY ELITE Ⅴ の特徴としては、セットネックである事。また、ボディ裏の材はフィギュアド・マホガニーという美しい木目の材が使われています。また昔から共通している点というのがバルトリーニのカスタム・ピックアップだったりとかプリアンプを搭載しているところです。じゃあ、ちょっと音を聴かせて頂いて…

 

 

 

(試奏をして)やっぱり音質的にネック材が木のベースとはちょっと違いますね。

 

 

 

そうですね。どこのポジションで弾いても太いサウンド、サスティーンが得られますよね。デット・ポイントの無い完璧なサウンドというか。ただ、これが仮にボディなどもグラファイトで出来ているとなると無機質で整合性のある固まったサウンドになってしまうと思います。それはそれで魅力かもしれませんが、ZON の目指しているところは木材とグラファイトの融合したサウンドなんですね。なので、デット・ポイントの無いプレイが可能になるんですけど、弾き手の個性やタッチによってサウンドのニュアンスやレンジの出方が大きく変わってくるというところが面白いところです。ZON のもう一つの代表的モデル SONUS CUSTOM 5 と比べてみるとセットネックや大きなボディという違いがあり、重心が凄く低くてロー・ブーストしたりミッド・ブーストした時にサウンドの肉の付き方がちょっと普通じゃないというか。そういった凄く深いサウンド・レンジを持っているというのも LEGACY ELITE Ⅴ の特徴ですね。

 

 

 

そうですね。フェンダーとかの古き良きサウンドとはまた違った良さがあり、最先端を行こうとしている感じがしますね。フュージョンとか、もっとテクニカルなプレイをする人とかは、かなり好きなサウンドなんじゃないかなと。

 

 

 

やっぱりその手のベーシストにも好まれている楽器ですね。とはいえ日本でもサザン・オールスターズの関口和之さんだったりラルク・アン・シエルの tetsuya さんだったり、日本だと歌もの系のバンドの方も愛用されていますね。オール・グラファイトの楽器だとそうはならないと思います。そこが ZON ならではの魅力なのかなと思います。

 

 

 

色々なジャンルに対応する幅広さがありますね。じゃあスラップをしてみたいと思います。

 

 

 

(スラップの試奏を聴いて)凄くディープなローエンドの中にも、ガラスっぽいハイの出方が感じられますよね。グラファイト・ネックの特徴でもあります。先ほど試奏した ATELIER Z M#245 や ATELIER Z JS 5 などの典型的なアクティブのトーンとはまたちょっと違ったですね。これも ZON にしか得られないトーンだと思います。

 

 

 

そうですね。スラップのプル、要は弦を引っ張った時の音が特徴的で。海外のテクニカルなベーシストのスラップを聴くと、こういう音が多いですよね。僕はジャズ・ベースとかをよく使うので、こういう音が出せなくて…。「どうやったら出るのかな〜?」って悩んでいた時期があるんですけど、こういう事だったんですね笑。

 

 

 

アトリエ Z の代表機種 M245 を弾いてみた! 【ATELIER Z M#245】

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原(クロサワ楽器店販売員):ご紹介しますのが国産のコンポーネント・ブランド(※注1)の代表的メーカーであるアトリエ Z の代表機種 M245 ですね。当店でもカスタム・オーダー含めアトリエ Z の商品を取り扱っていますが、こちらの5弦ベースのモデルもありますので後ほど M245 と比べて頂きながら音を聞いて頂ければなと思います。

 

 

 

高橋(トミヨシミュージックスクール講師):はい。

 

 

 

M245 は皆さん良くご存知と思いますがフル・サイズのボディ・スタイルですね。オリジナルのピックアップ(JBZ-4)だったり、アトリエ Z オリジナル・ブリッジ、2ボリューム、2バンド・イコライザーになっています。いわゆる70年代のフェンダーのスタイル、80年代、90年代に一世を風靡したアクティブのジャズ・ベース・サウンドがアトリエ Z のテーマになっています。「アクティブ・ジャズベといえば」という皆が求めるサウンドがアトリエ Z の真骨頂です。日々進化をしつつも、このスタイルを守っていたり、クオリティの高さだったりがアトリエ Z の人気の秘密でもあります。高橋さんもアトリエ Z をお使いだと伺ったんですが?

 

 

 

そうなんですよ。僕も昔からアトリエ Z のユーザーでして。初めて買ったベースがアトリエ Z の5弦ベースだったんですよ。アトリエ Z のユーザーである日野”JINO”賢二さんやゼノン石川さんにお逢いする機会が何度かあって、アトリエ Z の魅力に取り込まれてしまって若い頃から「良いな〜あの音、格好良いな〜」と思って手を出してしまいました笑。

 

 

 

そうですよね。いわゆる”格好良いサウンド”っていうのがアトリエ Z の真骨頂だと思いますね。じゃあ、色々試して頂きながら…。ピックアップやプリアンプを操作して頂きながら音を聴かせて頂いてもよろしいでしょうか?(試奏を挟み)やはりアトリエ Z を象徴する、ワイドレンジでクリアかつアクティブ・サウンドを生かしたキレのあるトーンですね。

 

 

 

そうですね。まさにアクティブという感じのベースですよね。

 

 

 

アクティブであるからこそのアドバンテージを活かし切ったトーンだと思います。日本製にあるような作りの精巧さ、頑丈さというのも他の海外製ブランドには無いアトリエ Z の良さです。ヘッド裏に Z TUNING SYSTEM と書かれているのですが、この M245 なども初期設定から弦高も低く設定されています。多くのブランドは入荷してからお店で調整をするのですが、アトリエ Z に関してはほとんど調整する必要がありません。入荷時からかなり細かいセットアップやってきているというところも凄く好感が持てます。通常は弦高を低くするとテンション感が気になったり、不必要なバズが出たりするのですが、良い意味でそれらを感じさせず、良質なプレイアビリティや程良いバズを感じる事が出来ます。

 

 

 

(※注1)コンポーネント・ブランド
少人数で一つ一つ職人が手作業で製作を行っているメーカー・ブランドの事。

 

【多彩な音色のベース】G&L L-2000を試奏!

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ボディ:スワンプ・アッシュ
指板:エボニー
ネック:メイプル
フレット数:21フレット
コントロール:トライトーン・システム(Kスペック)、3ポジション・ピックアップ・セレクター、シリーズ/パラレル・スイッチ、3ポジション・プリアンプ・モード・スイッチ、ボリューム、トレブル、ベース

 

フェンダー創始者であるレオ・フェンダー氏がフェンダー創設メンバーだったジョージ・フラートン氏と共に設立したブランド、G&L。そのG&L のフラッグシップ・モデルがこの L-2000。プレシジョンベース、ジャズベース、ミュージックマン・スティングレイ、それらのサウンドを集約し多彩なサウンドを実現しているベースだ。

 

原(クロサワ楽器店販売員):では、ご紹介します。G&L L-2000 というモデルです。G&L のフラッグシップ・モデルです。G&L と聞くとこのベースを思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか。

 

高橋(トミヨシミュージックスクール講師):そうですね。僕もやっぱり G&L といったらこのモデルのイメージが強いですね。

 

原:認知されているベースのキャラクターとしては、やはり幅広い音色を持ったベースとして知られています。今日はぜひ、それを弾きながら紹介していきたいと思います。ボディ材はスワンプ・アッシュです。L-2000 はパーツが多いので重くなりがちなのですが、この個体に関してはとても軽いですね。その分、鳴りもふくよかになっているかと思います。ネックはハードロック・メイプル、指板はオプション仕様でエボニーという密度のある素材が使われています。カラーリングと仕様に関しては日本で一番人気のものです。グリップはジャズベースと同じタイプで細身のものが採用されています。コントロールのスイッチは前からピックアップ・セレクター、ピックアップのシングル/ハムバッキングの切替スイッチ、パッシブ/アクティブの切替スイッチとなっています。ノブは前からマスター・ボリューム、トレブル、ベースのつまみとなっています。では、私がスイッチを切り替えていきますので音を聴かせて頂いてもよろしいでしょうか?

 

高橋:分かりました。

 

 

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