BOSS

GT-1000はハイエンドマルチ市場にどう切り込んで行くのか

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一昔前はライブやレコーディング、オーディションでマルチエフェクターを持って行くと音を出す前からこいつは本気じゃないと白い目で見られる時代がありました。しかし近年のデジタル技術の進歩は凄まじくそれに追随する様、音楽業界でも様々なメーカーからアンプに負けないハイエンドギタープロセッサー(アンプシュミレーター・マルチエフェクター)が登場。遂にギターアンプの世界においてもデジタルの席巻が始まっています。ステージにアンプがなくなる?10万円台〜40万円クラスの高級機種は世界ツアーやレコーディングでも当たり前の様に使用され現場環境にも大きな変化がおこっています。まずはFractalAudio(フラクタルオーディオ)のAxe-Fx、ラックを使用していたトッププロがFraxtal(フラクタル)を使用した事でハイエンドプロセッサーに注目が集まり出し、他メーカーからもLin6(ラインシックス)のHelix(ヒリックス)、Kemper(ケンパー)、HeadRush(ヘッドラッシュ)などが登場しました。そんなハイエンドギタープロセッサー市場に満を持して乗り込むのが日本のメーカーBOSS(ボス)です。2018年にアメリカで行われたNAMM SHOWにおいてBOSS(ボス)がGT-1000を発表。同年4月には発売され多きな話題となりました。

 

 

マルチというと昔はラックタイプが多くレコーディングで使われるのが一般的でした。80年代以降はそれをスタジオから持ち出すミュージシャンが増え機材の大型化が加速。90年代になると小さいマルチエフェクターが現れはじめBOSSは1996年に初のGTシリーズGT-5を発売。2000年代に突入、その前後辺りからアンプモデリング技術も進化し2006年に同社初のデジタルアンプモデリングCOSMを搭載したGT-6を発売。2018年までの12年間にGT-8、GT-10、GT-100、GT-1と進化を続け最新GTシリーズとして登場したのがGT-1000です。アメリカで毎年行われる世界最大の展示会NAMM SHOWで発表されるととても大きな話題となりSNSで瞬く間に全世界に情報が広がりました。

 

 

96khz/32bitの高音質設計、最新アンプテクノロジーAIRD(エアード)の搭載、高クオリィテーサウンドのエフェクト軍、大型ディスプレイによるコントロールのしやすさと運搬のしやすさ。とここに書ききれない特徴が沢山ありますがいくつかピックアップして紹介していきます。

 

 

デジタル物の心臓部には最新のDSPチップを開発し高音質を実現。そしてこのチップ高性能化の恩恵は音質だけではありません。同時に使えるエフェクト数の増加や並列接続によるサウンド構築、パッチチェンジ時の音切れの改善です。デジタル物を使用する際にギタリストが気にする点としてパッチチェンジをする際の音切れがあります。これは演算処理能力が大きく関わってくる所でありエフェクトなどが多くなれば多くなるほど音切れがおきやすくなります。しかし実際にGT-1000を触った感触としては殆どきにならないレベルでした。もしお手持ちのマルチがあれば歪み、ディレイ、リバーブにピッチシフト系のエフェクトを加え他のパッチと切り替えてみてください。ピッチシフトには高負荷の演算処理が必要になるため機材のスペックを測るうえで一つの目安となります。

 

 

GT-1000のアンプモデリング数は16。Fractal(フラクタル)は何百、Kemperは無限という中で驚異的な少なさです。なぜ最新機種のモデリング数がこんなにも少ないのか?その秘密はBOSS(ボス)が新しく開発した最新アンプテクノロジーAIRDの搭載です。他社のアンプモデリングと一体何が違うのか?AIRDはギター入力から最後の出力までの細かなパーツの選択、スピーカーの挙動までもをエディットし単なるモデリングと違う新しいデジタル技術としてサウンドを構築する仕様になっています。アンプを再現しようしてきた今までのベクトルとは全く違うもので新しいサウンドを作るというコンセプトであり更なる進化を期待できる部分です。確かにこの10数年のBOSS(ボス)はデジタルの歪みエフェクター、アンプ製作、名機たちのモデリング、新しいコンセプトのスイッチャー等GT-1000に限らずですが先の製品に対しての階段を一歩ずつ歩んでいると印象です。

 

 

BOSS(ボス)と言えばOD-1からスタートしたエフェクターの代表メーカーです。ここまで多くのエフェクターそれも全てのジャンルを開発、販売しているメーカーは他にありません。その技術をも組み込んだGT-1000のエフェクトは現段階における40年のBOSSエフェクトの集大成と言えるのではないでしょうか。

 

 

大型で見やすいディスプレイ、シンプルなコントロール軍により簡単な操作が可能。この辺りはGT-1やMS-3の技術をさらにアップデートしている感じがします。Bluetooth接続やPCエディットが可能な点も見逃せません。
そしてGT-1000の大きなアドバンテージの一つが3.6kgという軽さです。その軽量さはずば抜けていて他メーカの約半分です。

 

 

ハイエンドギタープロセッサー市場に置いて値段の差はもちろんチップの差による出音の差もありますが単に入出力の数、ディスプレイの解像度、中の線やフットスイッチの質、開発費、筐体の値段など沢山の要素があります。20~40万円のFractal(フラクタル)やKemper(ケンパー)をハイクラスとするとGT-1000の大きなライバルとなるのは同じ10万円台のHelix(ヒリックス)やHeadrush(ヘッドラッシュ)ではないでしょうか。プレーヤーにとって大切なのは質よりもまずは出音の好みです。是非実際に試奏してみてください。GT-1000は高音質で操作がし易いと書きましたがLine6のマルチエフェクターをずっと使ってきた友人はHelixの方が操作が簡単と言っていました。アンプの持ち込み負荷でライン出力のみの現場、フェスが増えた現代、こうした時代にハイエンドギタープロセッサーは大きな武器になると思います。いつの日かUSB1つで世界中を周る時代になるのか。更なるハイエンドギタープロセッサーの進化が楽しみです。

 

ありそうでなかった新発想機材BOSS MS-3の魅力

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楽器メーカーとして有名なBOSSから今年発表された新製品が注目を浴びています。その名はMS-3。一見するとよくあるスイッチャーの様ですがスイッチャーとマルチエフェクターが合わさったマルチエフェクト・スイッチャーで、今まで有りそうでなかった新発想機材です。

 

 

 

●FX1/FX2:COMPRESSOR(8タイプ),LIMITER(3タイプ),T.WAH,BASS T.WAH,AUTO WAH,WAH(6タイプ),BASS WAH(6タイプ),OD/DS(21タイプ),BASS OD/DS(6タイプ),BASS OD/DS(6タイプ),GRAPHIC EQ,PARA.EQ,AC.GUITAR SIMULATOR,DEFRETTER,SITAR SIM,SLOW GEAR,BASS SLOW GEAR,OCTAVE,BASS OCTAVE,PITCH SHIFTER,BASS PITCH SHIFTER,HARMONIST,BASS HARMONIST,OVERTONE,PEDAL BEND,BASS PEDAL BEND,SOUND HOLD,S-BEND,BASS S-BEND,WARP,FEEDBACKER,SUB DELAY(2タイプ)●MOD1/MOD2:CHORUS,2×2 CHORUS,PHASER(4タイプ),FLANGER,BASS FLANGER,TREMOLO,PAN(2タイプ),ROTARY,UNI-V,SLICER,VIBRATO,RING MOD●DELAY(11タイプ)●REVERB(8タイプ)●NOISE SUPPRESSOR
この全てのエフェクトを好きな位置、好きな順番に配置することができ、50バンク×4プリセット(200プリセット)の音色保存が可能です。

 

 

マルチエフェクターは一台で様々なことが出来る便利な機材ですが、歪みがいまいち納得いかないということで避けてきた方も多いと思います。そんな中BOSS MS-3には3つのループが付いているので好みの歪みをルーティングし、MS-3の内臓エフェクトと組み合わせた音作りが可能になりました。またここ10年で、ラッククオリティのフロア型マルチペダル(マルチディレイやマルチモジュレーション)が登場。その個体でしか出せない音もあります。その場合はMS-3とマルチペダルをMIDI接続(MS-3のアウトプットから直列でマルチペダルのインプットへ)することで今まで使ってきた音色+MS-3での一括制御が可能になります。

 

 

BOSS MS-3には専用のフットスイッチやフットペダルを2つまで接続することが出来るので瞬時に好きなエフェクトのON/OFFやワウ、ピッチシフト、ディレイタイムの操作、ヴォリュームペダル等を割り当てることができます。しかもプリセット毎に割り当てが可能なのでもしスペースが許すのであれば使用してみることをお勧めします。

 

 

BOSS MS-3にはパソコンで編集できる専用ソフトが用意されています。MS-3本体で作った音色をパソコン内に保存、パソコン上で設定を変えることもできます。また、ライブや現場毎のライブラリを保存しておくこともできるのでデータの移行も容易に行うことができます。

 

BOSS (ボス) / DS-1X

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コントロール:レベル、ロー、ハイ、ディストーション
入出力端子:インプット、アウトプット
電源:DC9V アダプターまたは 9V 電池
外形寸法:幅 59mm ×奥行 129mm ×高さ 59mm
重量:450g

 

BOSS (ボス) / DS-1Xは従来のディストーションとは一線を画す存在と言える。何故かというと従来のコンデンサーなどを使ったアナログ回路ではなく、DSPチップとBOSS独自の技術であるMDP回路による最先端のディストーションサウンドだからである。圧倒的な低ノイズとレスポンス、奥行きがある中で太さと分離感が両立されたサウンドは正にデジタル回路による最大の恩恵といえ何者でもないDS-1Xのサウンドである。あえて比べるなら廃盤になってしまったDA-2が浮かぶ。コントロール性も高く全てのツマミを12時の位置に設定しそこから好みの音に近ずけていけるバランス性の高さ。HIGH,LOWと独立したEQは極端に変化するというより音圧や空気感が付加される印象で様々なアンプやギターとのマッチング性の高さが期待できる。

 

 

 

BOSS (ボス) / WAZA AMP HEAD (技アンプ・ヘッド)

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出力:150W
チャンネル:4
コントロール:各 CH セレクト、アンプリファー (INTERNAL / A / B)、ライン・アウト・エア・フィール  (REC / LIVE / BLEND)、キャビネット・レゾナンス (ビンテージ / モダン / ディープ)、パワー・コントロール (1W / 5W / 100W / MAX)、EFX ループ×2、マスター、グラウンド・リフト 【各チャンネル共通】 ゲイン、ボリューム 【クランチ、リード2チャンネル】 ベース、ミドル、トレブル、プレゼンス、リバーブ
入出力端子:インプット、スピーカー・アウト×3、ライン・アウト×2 (標準タイプ XLR)、ヘッドフォン、MIDI イン、EFX ループ A / B、REC アウト
外形寸法:幅 529mm ×奥行 302mm ×高さ 225mm
重量:15kg

 

エフェクターの世界では知らない人はいないと言っても過言でないブランド BOSS (ボス)。その BOSS (ボス) がギター・アンプをリリース。BOSS (ボス) WAZA AMP HEAD (技アンプ・ヘッド) は […]

BOSS (ボス) / VO-1

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コントロール:ペダル・スイッチ、MIC SENSスイッチ、MODE【TALK BOX、ADVANCED、VINTAGE、CHOIR】、COLOR、TONE、BLEND、LEVEL
入出力端子:インプット、アウトプット、マイク(XLR)、リターン、センド、DC IN
電源:アルカリ電池(9V)、マンガン電池(9V)、AC アダプター(別売り)
外形寸法:幅 73mm × 奥行 129mm × 高さ 59mm
重量:450g

 

BOSS(ボス)から全く新しい、画期的なエフェクターが発表された。シンセサイザーのみで使用することができた技術であるボコーダー・サウンドを、ギター、ベースで実現したのだ。VO-1 はマイクと楽器を接続するだけで、ギター、ベースを歌わせることが可能。ボコーダーの種類としては TALK BOX、ADVANCED、VINTAGE、CHOIR という4つのモードを搭載。COLOR ノブは、それぞれのモードで役割が異なり、VINTAGE と ADVANCED では声質を男声 / 女声と変化させたり、TALK BOX では歪み量を調節、CHOIR では付加するボイスのキャラクターが調整が可能。あなたの音楽の表現の幅を広げてくれるエフェクターと言えるだろう。

 

 

BOSS (ボス) / DD-500

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コントロール:【つまみ】モード(スタンダード、アナログ、テープ、ビンテージ・デジタル、デュアル、パターン、リバース、SFX、シマー、フィルター、スロー・アタック、テラ・エコー)、タイム / バリュー、フィードバック、エフェクト・レベル、トーン、モッド・デプス【ボタン】▲ / ▼ボタン、ライト(エグジット、エディット)【スイッチ】バンク / パッチ切り替え ×2、タップ・コントロール
入出力端子:インプット ×2(A / モノ、B)、アウトプット ×2(A / モノ、B)、エクスプレッション・ペダル、USB、MIDI イン / アウト
電源:単三アルカリ乾電池 ×4もしくは AC アダプター
外形寸法:幅 170mm × 奥行 138mm × 高さ 62mm
重量:1.0kg

 

BOSS (ボス) / DD-500 はディレイを自由自在に操ることのできる多機能なプログラマブル・ディレイ・エフェクターだ。32 ビット処理の高音質設計で、ディレイのモードは 12 種類。最大 297 パッチまでプリセット可能で、フットスイッチで呼び出せるほか、MIDI 対応なので、スイッチャーと組み合わせたシステムも構築できる。フロント・パネルには視認性の高い大型 LCD ディスプレイを装備。TAP / CTL スイッチはタップ機能、ホールド機能、ディレイのフェードアウト / フェードイン機能など、様々な機能を割り当てられるスイッチで、これを駆使すれば、フレーズの一部分だけディレイをかけたり、ギター・ソロの最後の音を延々と引き延ばすなど、リアルタイムにディレイをコントロールすることができる。さらには最大 120 秒のループ機能も装備。ユーザーのプレイ・スタイルの幅を広げ、ダイナミックなステージングを可能にしてくれるディレイだ。